重金属、塩化ナトリウムおよび有機塩素化合物残留物を含む廃棄物の焼却から生じた煙ガスを浄化し、水溶性塩化ナトリウム溶液を製造する方法は、以下の工程から成る。
(1) 煤煙から、塩化ナトリウムと重金属を含むダストおよび灰じんを取り除く。
(2) (1)の煙をナトリウム化合物50wt%以上を含む塩基性の試薬で処理する。
(3)塩化ナトリウムと重金属を含むダストで満たされたガスを集め、ダスト除去処理にさらす。ダストを取り除かれたガスおよびダストは別々に集める。
(4) ダストを水中に分散させる。また、水溶性塩化ナトリウム溶液を含む媒体を集める。
(5) 水溶性の媒体を精製する。
前記(1)では、灰じんの塩化ナトリウムを溶かす十分な量の水を使って灰じんを洗う。洗浄後の水は、pH8を超える。
(4)の水は、灰じんの洗浄後の水を含む。前記洗浄で集めた灰じんには、リン酸とアルカリ金属リン酸塩から選んだ試薬が加えられ、不活性化される。
(2)のナトリウム化合物は炭酸ナトリウムおよび重炭酸ナトリウムを含む。また重金属は、カドミウム、水銀、アンチモン、鉛、コバルト、クロム、銅、マンガン、バナジウム、スズ、鉄、ニッケル、亜鉛などである。
プラントの炉に、家庭または病院の廃棄物が供給される。この廃棄物はポリ塩化ビニル、塩化ナトリウムなどの有機塩素化合物、重金属およびアルミニウムを含む。
廃棄物は、炉の中で灰になる。炉から出た煙は、灰じんを分離するために、例えばサイクロン、静電気のフィルターなどの除塵ユニットで処理される。
煙は塩化水素および揮発性の重金属を含む。硫黄二酸化物および窒素酸化物を含む場合もある。塩化ナトリウム、重金属およびアルミニウムを含む灰じんは、洗浄チャンバーへ転送され、塩化ナトリウムを溶かすための水流で洗浄される。洗浄水は溶け出た塩化ナトリウムを含む。塩化ナトリウムが除かれた灰じんは、不活性化プラントに送られる。
川村明宏のジニアス速読術 実力発揮して合格!
PR